熱中症予防ガイドのご案内
職場における熱中症予防対策
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職場における熱中症予防対策
2023.8.17 熱中症予防ガイドのご案内
職場における熱中症予防対策
夏季を中心に熱中症の発生が相次ぐ中、職場においても例年、熱中症が多数発生しており、重篤化して死亡に至る事例も後を絶たない状況にあることから、業界、事業場ごとに熱中症予防対策に取り組んでいるところである。
昨年までの 「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」においても、労働災害防止団体や関係省庁とも連携し、職場における熱中症の予防に取り組んできた。
昨年1年間の職場における熱中症の発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死傷者805人、うち死亡者は28人となっている。
業種別にみると、死傷者数 については、建設業172件、製造業144件となっており、全体の約4割がこれら2つの業種で発生している。
また、死亡者数は建設業、警備業の順に多く、多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症予防のための労働衛生教育を行っていなかった。
「休ませて様子を見ていたところ容態が急変した」、「倒れているところを発見された」など、熱中症発症時・緊急時の措置が適切になされていなかった。
このため、本キャンペーンを通じすべての職場において、「職場における熱中症予防基本対策要綱」に基づく基本的な熱中症予防対策を講ずるよう広く呼びかけるとともに、期間中、事業者は①暑さ指数(WBGT)の把握とその値に応じた熱中症予防対策を実施すること、②作業を管理する者及び労働者に対してあらかじめ労働衛生教育を行うこと、③衛生管 理者などを中心に事業場としての管理体制を整え、発症時・緊急時の措置を確認し、周知することなど、重点的な対策の徹底を図る。